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SAライフ日記

悪質リフォーム業者の訪問販売にご注意下さい!

先日からの雨・風、これからの台風シーズンによく聞くのは突然訪問してきた業者と高額なリフォーム工事契約を結んでしまったという相談です。

リフォーム工事で今回のような被害にあわないようにするために注意すべき点はどういったところにあるのでしょうか?

【無料点検】

「となりの家の屋根工事のご挨拶のついでに無料で屋根を点検します。」

「この地域を特別に住宅の無料点検のためまわっています。」

「先日の風で屋根の瓦がめくれてることがよくあります。無料で屋根を点検しますよ」

昨年の悪質な住宅リフォーム問題で全国の警察が特定商取引法違反や詐欺などで摘発した事件は多数ありますが、この中の多くは前述したような無料点検がきっかけで工事契約を締結してしまったというケースです。

タダほど高いものはありません!無料点検という業者の言葉には何かしらの「販売目的」が潜んでいると考えたほうがいいでしょう。

【契約を急がせる】

「今日までのキャンペーン中につきお安くしておきます。」
などといって契約を急がせる業者には要注意です。その工事は本当に必要なものなのか、金額も考慮に入れながら、よく考えて契約を締結すべきです。

【不安をあおる】

「このまま放置すると家は5年ともたない」
「今度地震がやってくればひとたまりもない」
などといって住人の不安をあおるのは、契約をその場で締結させようとする悪質業者の手口に多くみられます。不安に思ってもその場で契約せず、他の専門家などにも診断してもらったほうがいいでしょう。

【一度契約をすると次々と別の工事を勧めてくる】

短期間のうちに次々と住居のさまざまな箇所の工事を勧めてきたりする業者には注意が必要です。

その工事が本当に必要なものかどうかを身近な人や専門家に相談して、必要なければ、断固拒否することが重要です。

【まとめ】

被害を未然に防ぐための7か条
• 訪問業者をすぐ家に入れない。訪問目的を聞き、不要ならインターホン越しに断る。
• 突然訪問してきた業者の説明は鵜呑みにしない。状態の悪い屋根裏・床下の様子をビデオで見せられても、それが本当に自宅を録画したものとは限らない。
•工事をしたいと思ったら、数社から見積もりをとって熟慮する。
• 見積もりの内容は、「システムキッチン一式」「屋根工事一式」などではなく、どういった材質のものが入るのか、製品のメーカーはもちろん、型番などまで細かく記載されているかチェックする。
• ひとりで決めず、家族や身近なひとに相談する。
• 契約する場合は、契約書をきちんと確認する。契約は口約束でも成立するが、書面に残るかたちで内容を確認して、不備等があればただちに業者に訂正を求める。
• クーリング・オフについての理解を深める。

【クーリング・オフについて】

もし訪問販売でリフォーム業者と締結した契約を取り消したい場合は、契約書を受け取った日から8日以内であれば、相手方に書面で解約の意思を伝えるだけで一方的に解約できます(クーリング・オフ)。

しかし悪質な業者は
「もう材料を発注にかけてしまったので解約できない。」
「工事が終わっているのに解約できるはずが無い。」
などといってクーリング・オフ妨害をする場合があります。

訪問販売におけるクーリング・オフは、材料を発注後であっても、工事がすでに完了した後でも、契約書を受け取った日から8日以内であれば可能です。

さらに前述のようなクーリング・オフ妨害を受けたような場合は8日を過ぎてもクーリング・オフができます。

クーリング・オフが適用されれば、契約は初めからなかったことになります。

すでに工事済みであれば、業者の負担で工事前の状態に戻すことができます。

またクーリング・オフをしたからといって、業者が違約金などの請求を消費者に求めることはできません。

「解約すれば違約金を支払わなければいけないと言われて、やむなく工事をしてもらった」というケースも実際にありますので注意が必要です。

しかし、消費者が自ら業者を呼んで工事をしてもらったような場合など、クーリング・オフができない場合もあります。