【○分が分かれ目!?】いま知っておきたい空き巣対策

近年、空き巣をはじめとする侵入窃盗の発生件数は減少傾向にあります。それでも1年間で約4万件、1日当たり約100件の住宅で侵入窃盗が発生しており、特に秋口になると夏場に比べて10%程度空き巣被害は増加する傾向にあります。(参考:平成28年警察白書より)これは、冬に向けて日照時間が徐々に短くなることや、気候が涼しくなることでエアコンに頼らず窓を開けて過ごす機会が増え、鍵の閉め忘れが増えるなどの理由が考えられます。そんな時期だからこそ、ご自身や家族の安全と財産を守るための対策を知っておきましょう。

空き巣犯がチェックするポイント

空き巣犯は、入念に住宅や周囲の環境を観察すると言われています。その中で、以下のようなことがあると空き巣犯は住宅への侵入をためらい、犯行をあきらめると言われています。

・セキュリティシステムが入っている、監視カメラがついている

セキュリティシステムや監視カメラは、空き巣犯の侵入を防ぐために高い効果を発揮します。最近では、監視カメラとスマホを連動させて、外出先にいるときでも自宅に侵入者が検知された場合、スマホへ通知がされ監視カメラに内蔵しているスピーカーを通して声で警告をすることができる商品なども販売されています。

・庭先に砂利が敷かれている、犬を飼っている

空き巣犯は音が出るものを嫌うため、歩くときに音がする砂利や侵入時に犬に吠えられることを察知すると住居への侵入をためらうと言われています。アナログな方法ではありますが有効なのです。

・地域住民とつながりがある

空き巣犯は、「近所づきあいが良く、連帯感のある住宅街」を嫌います。不審者であることがわかり、警察へ通報される可能性が高まるためです。空き巣犯はゴミの指定日が守られているかどうかを見て、地域に交流コミュニティが形成されているかを判断することもあると言われています。意外な点かもしれませんが、地域の方々と連携して空き巣被害を防止しましょう。

侵入に「5分以上」かけさせるのがカギ

空き巣被害防止の心強い味方となるのが、防犯性能の高さが実証されたCPマークを取得した建物部品。CPマークの防犯性能の試験は、「ドア」・「サッシ」・「ガラス」・「錠」などの製造企業が試作品を製作し、これに対して実際に試験員がピッキング用具やドリルで開錠を試みたり、バールでガラスを打ち破ったりするなどをしておこなわれており、その結果、下記条件をクリアするものにCPマークが与えられます。

 

① 騒音の発生を可能な限り避ける攻撃方法に対して、5分以上耐えること。

② 騒音が発生する攻撃方法に対しては、攻撃回数7回を超えること。

(参考:警察庁住まいる防犯110番より)

上記基準にもあるように、被害の防止には「5分以上」かけて空き巣犯を手間取らせることが重要といえます。警察庁でも、空き巣犯は侵入に「5分以上」かかりそうな物件は敬遠する傾向にあるとしており、いかに侵入に手間取らせて時間をかけさせるかがカギとなりそうです。

まずは窓の空き巣対策から

平成28年の侵入窃盗の侵入経路を見ると、「窓」からによるものが、一戸建て住宅、共同住宅(3階建て以下)では半数以上を占めます。(参考:平成28年警察白書より)そのため、窓の空き巣対策をおこなうのが先決と言えそうです。

対策としては、上記のようなCPマークを取得したガラスが使われた窓を設置するのがよいでしょう。一般的に強化ガラスと言われているものや網入りのガラスがありますが、短時間で破壊され防犯性能が期待できないものも多いので注意が必要です。

また、窓ガラスに貼り付ける防犯フィルムであれば窓ガラスよりも安価に対策することができます。防犯フィルムには鍵付近のみに部分的に貼るものがありますが、打ち破り実験を実施すると1~2回打撃を加えただけで穴が開いてしまうことがあると言われています。防犯フィルムはガラス全面に貼ることができるものを検討した方がよいでしょう。

空き巣犯罪は以前よりも件数が減っているとはいえ、まだまだ日常的に起こっています。空き巣犯は、ちょっとした気の緩みや油断を見逃しません。上記の対策案を参考に、「空き巣犯を侵入させない」強い意識を持って対策を講じていきましょう。